2017年7月2日日曜日

E-PL7の設定メニュー(カメラ関係)

オリンパスメニューは深く、設定が良くわからない、という初心者によく有りがちな
そんな場合のカメラの設定例(自分の備忘録に)。

初めて読むかたは、
・カスタムメニューE
  低振動モード:Off=>On(0秒):(微ブレ対策)
とするだけでも良いでしょう。
低振動モードはSCN(シーンモード)では使えませんが、Aモード等では使えます。

設定例の前提条件:
1.流し撮りはしない
2.動画は撮らない
3.フラッシュは使わない
4.タッチパネルは使わない
5.連写はしない。

用途別概要:
A.微ぶれ・手ぶれ画質を良くする工夫は下記、詳細内では赤字を。
B.ピント精度を上げる工夫は下記青字を。

C.電池の消耗を防ぐ工夫は緑字下記を。
D.Sigma製レンズのカタカタ音を防ぐ工夫は紫字下記を。


詳細:A.微ぶれ・手ぶれ画質を良くする工夫は下記、詳細内では赤字を。
・撮影モード1
  手ぶれ補正:S-IS AUTO=>S-IS  1(全方向):(後述、拡大AFで使用する)
・撮影モード2
  RCモード:Off=>On:(最低シャッタースピード有効※後述:低速制限で調整)
・カスタムメニューE
  ISOオート設定:1600=>5000:(自分の手ブレ>増幅ノイズ、と考える範囲)
  低振動モード:Off=>On(0秒):(微ブレ対策)
・カスタムメニューF
  低速制限:1/60=>1/250:(ブレ防止※前提条件:RCモード:On)
  ※つけたレンズにも依るが、1/125位でも良い

備考1:低振動モードが一番重要。
備考2:フラッシュを使用しなくても、フラッシュの設定は活かせる。
    RCモード(フラッシュ):ONにして、低速制限の値を決める。
    例)1/250 以下にならないよう自動で、なるべくISO値で頑張ってもらえる。

撮影の際、ピント合わせ時にC-AFで大まかに決めた後、拡大AFを使用する
拡大AFは本来、ピントを合わせる為にある。
しかし、拡大AFを使うと、何故か、手ぶれ補正が良く効く
※半押し中手ぶれ補正等条件あり

2017/11/30追記:拡大(14倍等)にして撮影すると、何故か
手ぶれ補正がメチャ効く!
(推察)手ぶれ補正の実現方法として「ジャイロ」による安定が挙げられますが、
「画像が動いたら『動いた分だけ戻す』フィードバックをかけている」と考えれば
拡大するとフィードバック量が増える為、14倍効いているのでは?と考えています。
(例:14倍にすると動く量が14倍になるので、制御上の戻し量も14倍にしている)

=>制御工学上、単にNFD量を14倍にするだけでは、安定せず発振してしまう・・・が、そこは
その様な事にはならぬ様、ユーザーに提供している範囲(~14倍)なら、
ちゃんと動作する様、メーカー側で設計しているのでしょう。。。

備考3:フィードバック量が多くなると思われる。
    手ぶれ補正:IS-AUTOより、IS-1の方が良い。


B.ピント精度を上げる工夫は下記青字を。
・カスタムメニューA
  AF方式:S-AF=>C-AF+TR:(接写時のピンボケ防止※S-AFより成績良し)
  Home登録:全=>・s(スモール):(接写時のピンボケ防止※通常より成績良し)
  顔優先:i=>off:(花の撮影時、ピント位置を勝手にずらされるから)
・カスタムメニューC
  半押し中手ぶれ補正:Off=>On:(拡大AF(虫眼鏡)が使いやすくなる)
・撮影中の任意変更
  拡大AF(虫眼鏡ボタン)を使用する。
備考1:被写体ブレは補正が効かない為、追従(+TR:Trackingの略)させる。
    特に、前後ブレの場合、手ぶれ補正は全く無い為。
備考2:顔優先は「目玉」と誤認識される為。
備考3:ターゲットエリアの大小に関わらず、エリア内の一番手前にAFされる。
    従って、可能な限りエリアを小さくする必要がある。
    通常使用ではスモールで事足りる。不足する場合、拡大AFを使用する。

C.電池の消耗を防ぐ工夫は緑字下記を。
・カスタムメニューA
  レンズリセット:On=>Off:(電源切っても焦点距離を保持して欲しい)
・カスタムメニューD
  バックライト時間:Hold=>8秒:(一番短く)
備考1:A記載のC-AF+TR、半押し中手ぶれ補正は電池を消耗させる。



D.Sigma製レンズのカタカタ音を防ぐ工夫は紫字下記を。
・カスタムメニューD
  スリープ時間:OFF:(スリープしないと、カタカタ音はしない)

詳細全体:
以下、初期設定(オールリセット後)からの、変更箇所全て。

・撮影モード1
  ピクチャーモード:3Natural=>2Vivid:(好み)
  静止画:LF=>LF+RAW:(後でRAW画像を修正する為※PC取込み時間増大)
・撮影モード2
  手ぶれ補正:S-IS AUTO=>S-IS1:(全方向補正※流し撮りはしない)
  RCモード:Off=>On:(最低シャッタースピード有効※後述、低速制限で調整)
・カスタムメニューA
  AF方式:S-AF=>C-AF+TR:(接写時のピンボケ防止※S-AFより成績良し)
  レンズリセット:On=>Off:(電源切っても焦点距離を保持して欲しい)
  Home登録:全=>・s(スモール):(接写時のピンボケ防止※通常より成績良し)
  顔優先:i=>off:(花の撮影時、ピント位置を勝手にずらされるから)
・カスタムメニューB
  Fnボタン機能:LIVE GUIDE=>プレビュー:(被写界深度確認の為※右→連動)
  RECボタン機能:REC=>Off:(誤動作防止※動画は使わない)
  フラッシュボタン機能:フラッシュ=>ISO感度(※フラッシュは使わない)
・カスタムメニューC
  半押し中手ぶれ補正:Off=>On:(拡大AF(虫眼鏡)が使いやすい)
・カスタムメニューD
  モードガイド表示:On=>Off:(不要)
  表示罫線選択:Off=>方眼:(好み)
  フレームレート:標準=>高速:(液晶反映速度アップ※好み)
  フリッカー低減:オート=>50Hz:(東日本)
  絞りロック:Off=>On:(被写界深度確認の為)
  バックライト時間:Hold=>8秒:(一番短く)
  スリープ時間:OFF:(スリープしないと、カタカタ音はしない)
  電子音:On=>Off:(電池の消耗に大差無いが不要)
  USB接続モード:オート=>ストレージ:(毎回尋ねられる、のは不要)
・カスタムメニューE
  ISOオート設定:1600=>5000:(自分の手ブレ>増幅ノイズ、と考える範囲)
  低振動モード:Off=>On(0秒):(微ブレ対策)
・カスタムメニューF
  低速制限:1/60=>1/250:(ブレ防止※前提条件:RCモード:On)
・カスタムメニューG
  1:LF=>LSF:(好み※大は小を兼ねる※撮影モード1静止画連動)
  シェーディング補正:Off=>On:(四隅の光量落ち補正※好み)
・カスタムメニューH
  著作権情報:(自分の名前を入れる)
・カスタムメニューJ
  タッチパネル設定:On=>Off:(誤動作防止)

使用時の任意変更
1.Fnボタン:プレビューOn<=>Off:(被写界深度が薄い時に有用)
2.右→ボタンISO値設定Auto<=>200:(画質優先、三脚固定など)
3.最低シャッタースピード:(ISO値とトレードオフの関係※メニューFへ)
4.拡大AF(虫眼鏡ボタン)を使用すると、ピントを追い込める。
  ※4は何故か、手ぶれ補正がメチャ効く。